守秘の問題もあり お見せしたくても出来ないケースが多いですが、

既製品へのめっきや一部分の拡大等でご紹介していきたいと思います。


 

 一般的に「留め輪」と言われている品物ですが、普通は真ん中の写真の様に絡まって一塊になってしまい、バレルでのめっきは出来ないと言われますが、弊社では右の写真の様に問題なく取り扱えています。

 


貫通をせず、バケツ状にシャフトの中心部を穿った製品ですが、同業他社の処理(写真左)では内部が錆びおり、顧客にて一つずつ錆び取り清掃をしていたとの事ですが、一手間加えた弊社での処理(写真右)にて錆びの発生が無くなり清掃の手間が省けたと喜んで頂いています。

(弊社が一番喜びを覚えるケースです。)


機械加工されたパイプ状のワーク品ですが、補助極を使う事によって内部までめっきが施されており、穴に差し込んだボールペンの反射と深さからめっき品質が伺って頂けるかと思います。

(細かい事ですが、穴の横のタップ穴が綺麗なのも地味に凄い事なんです。垂れ染みや上記の様なサビで問題になる事が多いですので。)


弊社で3価ユニクロ(3価光沢クロメート)処理した約L300×d100の板金製作のパネルですが、角がわずかにヤケている為 NGです。

アップですのでわかりやすいですが、実際はワーク品のサイズからすれば相当 微な不良です。

又、普通に確認できるレベルでは無い、上の穴の右側部分が薄ら黄色いのも嫌がられるとの事なのですが、このレベルをNGにされるのはさすがにご容赦して頂いています。


約L400×d300の板金製作の品物で、3価有色クロメート処理しています。

このサイズを染み、ムラなく仕上げるのは簡単ではありませんが、弊社ではこのレベルで常時、量産が可能です。


6価有色クロメート仕上げの様な色調ですが、これも3価クロメート仕上げです。

 

6価有色クロメート仕上げの様な色調なので、3価クロメートに変更の際にも外観の変化が最低限で済み、移行への労力が低減されます。

 

又、この3価クロメートと通常の3価クロメートで、部品のLRの識別にも最適です。


ADC(アルミダイカスト)と鉄鋼製品が組み合わさって1つになった商品で、右の物はマスキングされています。

 

表面処理は素地の種類によって前処理が変わりますので、このような合体品は手間ですがマスキングをして処理いたします。


部品の内側にボス(雌ネジ)が溶接された商品です。

このままめっきすると雌ネジから液が垂れ出し、めっき不良となる為、雌ネジに雄ネジを打ち込みます。

 

この商品でネジ径違いで約30ヶのボスが溶接されており、多いときで100台ぐらいの注文がある時が有りますが、弊社ではその全てにネジ打ちを致します。

 

 

また、この商品に限ると、箱状のワークの内側と言う事で電動ドライバーの使用にもクリアランス的にサイズ制限が有り、その為にサイズ違いで数台の電動ドライバーを用意しています。(ネジもサイズ毎に数百~千程度、常時ストックしています。)